コラム

英語を活かせる副業の種類と選び方|通訳・ガイド・翻訳と始める前の確認点

この記事のポイント

  • 英語を活かせる副業には、通訳・通訳ガイド・視察のアテンド・翻訳・オンラインの英会話講師などがあります。
  • 選ぶときは「求められる英語力」「使える時間」「今までの経験」の3つで考えると、自分に合う仕事が見つけやすくなります。
  • 観光の通訳ガイドは、2018年の法改正で、資格がなくても有償でできるようになりました。ただし「全国通訳案内士」と名乗れるのは資格を持つ人だけです。
  • 始める前に、勤務先の就業規則と、確定申告が必要になる条件を確かめておきましょう。

英語を活かせる副業が増えている背景

日本政府観光局(JNTO)の発表では、2025年に日本を訪れた外国人旅行者は42,683,600人で、過去最多になりました(JNTO 訪日外客統計)。観光だけでなく、工場や物件の視察、展示会や商談のために来日する人もいます。

こうした人たちが日本で困るのは、言葉と土地勘です。英語ができて日本の事情が分かる人は、本業を続けながらでも、空いた時間にその手助けをすることができます。

英語を活かせる副業の種類

同じ「英語を使う仕事」でも、必要な英語力や働き方は大きく違います。代表的なものを、働き方と合わせて紹介します。

1. 通訳(商談・展示会・視察)

海外から来た人の商談や展示会、工場の視察などで、日本語と英語の間に立って伝える仕事です。業界の専門用語が出てくることが多いため、高い英語力に加えて、その分野の知識があると強みになります。会社員として海外との取引や技術の仕事をしてきた人は、その経験をそのまま活かせます。

2. 通訳ガイド(観光の案内)

訪日客と一緒に観光地を回り、英語で案内する仕事です。名所の歴史や文化を説明するだけでなく、食事の注文や交通機関の乗り方を手伝うことも含まれます。

京都・伏見稲荷大社の千本鳥居の参道。通訳ガイドが訪日客を案内する定番の観光地2018年1月4日に改正通訳案内士法が施行され、通訳案内士は「業務独占資格」から「名称独占資格」に変わりました。資格がなくても有償で通訳ガイドができるようになった一方、「全国通訳案内士」や似た名称を名乗れるのは、試験に合格して登録した人だけです(観光庁:改正通訳案内士法の概要)。

3. 視察・商談のアテンド(コーディネーター)

海外の経営者や投資家に同行し、移動や訪問先との段取り、現地での案内をする仕事です。通訳ほどの専門的な英語力がなくても、日常会話の英語と段取りの力、地元の土地勘があれば対応できる依頼もあります。

晴れた日の東京駅の赤レンガの駅舎と丸の内駅前広場を、高い所から見た景色4. 翻訳

資料やWebサイト、メールなどを英語から日本語、または日本語から英語に訳す仕事です。在宅で、自分のペースで進めやすいのが特徴です。正確さが求められるため、得意な分野を決めておくと仕事を選びやすくなります。

5. オンラインの英会話講師

ビデオ通話で英会話を教える仕事です。在宅ででき、早朝や夜など短い時間から始めやすい一方、決まった時間に予約を受ける働き方になることが多いです。

自分に合う副業の選び方

迷ったときは、次の3つの点から考えると絞り込みやすくなります。

  • 求められる英語力:街の案内やアテンドは日常会話で対応できる依頼もあります。商談や展示会の通訳には、高い英語力と分野の知識が必要です。
  • 使える時間と場所:平日の夜しか空かないなら、在宅でできる翻訳やオンラインの仕事が向いています。週末や休みの日にまとまった時間が取れるなら、現地での案内やアテンドも選べます。
  • 今までの経験:業界の知識、地元の土地勘、趣味の専門知識(食、お酒、焼き物など)は、英語力と組み合わせると強みになります。

始める前に確かめておきたいこと

勤務先の就業規則

厚生労働省のモデル就業規則は、2018年1月の改定で「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削り、副業・兼業についての規定を新しく設けました(厚生労働省:副業・兼業)。ただし、実際の扱いは勤務先ごとに違います。届け出が必要かどうかも含めて、自分の会社の就業規則を確かめておきましょう。

確定申告が必要になる条件

給与を1か所から受け取っていて年末調整を受けている会社員でも、給与以外の所得の合計が20万円を超えると、確定申告が必要です(国税庁:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人)。細かい扱いは人によって違うため、分からないときは税務署に相談してください。

外国籍の方は在留資格

日本で暮らす外国籍の方は、報酬を受け取る活動が自分の在留資格で認められているかを確かめてください。在留資格によっては、資格外活動の許可が必要になる場合があります。

jpwork hubで、英語を活かして活動する

jpwork hubは、日本を訪れる海外のお客様と、日本に住んで英語などの外国語を活かしたい人をつなぐサービスです。パートナーとして登録すると、通訳・アテンド・観光の案内・食の案内などのプランを、自分で決めた料金で公開できます。届いた依頼に応じるかどうかは、日程や内容を見て自分で決められるので、週末だけの副業としても活動できます。

登録は無料で、手数料がかかるのは依頼が成立して決済されたときだけです。今はサービスを始めたばかりで、依頼の数をお約束することはできませんが、最初のパートナーとして一緒にサービスを育てていただける方を歓迎しています。

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よくある質問

資格がなくても、英語で観光案内をしてお金を受け取れますか?

はい。2018年の改正通訳案内士法の施行で、資格がなくても有償で通訳ガイドができるようになりました。ただし「全国通訳案内士」や似た名称を名乗れるのは、資格を持って登録した人だけです。

英語力はどのくらいあれば始められますか?

仕事の種類によって違います。街の案内やアテンドには日常会話の英語で対応できる依頼もありますが、商談や展示会の通訳には、高い英語力とその分野の知識が必要です。

副業の収入が少なくても、確定申告は必要ですか?

給与を1か所から受け取って年末調整を受けている会社員なら、給与以外の所得の合計が20万円以下であれば、所得税の確定申告は原則として不要です。20万円を超える場合は必要です。

写真の出典:先頭の奈良井宿の町並み:Patricia Haller-Anguela/Unsplash License Unsplash。京都・伏見稲荷大社の千本鳥居:Luka Peternel/CC BY-SA 4.0(トリミング・縮小あり)Wikimedia Commons。東京駅と丸の内駅前広場:Basile Morin/CC BY-SA 4.0(トリミング・縮小あり)Wikimedia Commons。